Side Menu
CDK4
基本情報
- 遺伝子名
-
cyclin dependent kinase 4
- 慣用名
-
CMM3, PSK-J3
- 遺伝子分類
-
がん遺伝子
- 遺伝子ID
- 転写産物ID
- 機能分類
-
細胞周期
- シグナル伝達経路
-
Cell cycle
- 染色体上の位置 (GRCh37/hg19)
-
12q14.1 (chr12:58142308..58145500, complement)
- アミノ酸配列の長さ
-
303
遺伝子マップ

解説
CDK4は細胞周期のG1からS期への移行を調節するサイクリン依存性キナーゼである。サイクリンDおよびCDK6と複合体を形成し、その複合体が細胞周期進行の主要な抑制因子であるRBをリン酸化することで不活化させる。その結果、RBにより抑制されていた転写制御因子E2FによるS期開始関連遺伝子の転写が誘導され、細胞周期の進行が促進される。CDK4/6とサイクリンDとの結合は、サイクリン依存性キナーゼ阻害因子であるp15INK4B (CDKN2B), p16INK4A (CDKN2A), p18INK4C (CDKN2C)およびp19INK4D (CDKN2D)により抑制される。肉腫、神経膠腫、非小細胞肺癌、乳癌そして悪性黒色腫において増幅が高い頻度で認められる。
国内承認薬 (分子標的治療薬)
シグナル伝達経路
遺伝子変異総量(Tumor Mutation Burden)の分布TMB
アミノ酸配列上の変異分布

- 低悪性度
神経膠腫 - 多形膠芽腫
- 髄膜腫
- 頭頸部
扁平上皮癌 - 唾液腺癌
- 食道扁平上皮癌
- 胃腺癌
- 小腸癌
- 結腸腺癌
- 直腸腺癌
- 肝細胞癌
- 胆管癌
- 膵腺癌
- 肺腺癌
- 肺扁平上皮癌
- 肺
神経内分泌腫瘍 - 胸膜中皮腫
- 胸腺腫
- 浸潤性乳管癌
- 浸潤性小葉癌
- 化生癌
- 骨肉腫
- 消化管間質腫瘍
- 軟部肉腫
- 子宮頸癌
- 子宮類内膜腺癌
- 上皮性卵巣癌
- 淡明細胞型
腎細胞癌 - 悪性黒色腫
- 有棘細胞癌