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CDKN1A

基本情報

遺伝子名
cyclin dependent kinase inhibitor 1A
慣用名
CAP20, CDKN1, CIP1, MDA-6, P21, SDI1, WAF1, p21CIP1
遺伝子分類
がん遺伝子 / がん抑制遺伝子
遺伝子ID
転写産物ID
機能分類
細胞周期
シグナル伝達経路
Cell cycle
染色体上の位置 (GRCh37/hg19)
6p21.2 (chr6:36651879..36653577)
アミノ酸配列の長さ
164

遺伝子マップ

解説

CDKN1Aは、強力なサイクリン依存性キナーゼインヒビターをコードし、サイクリン-サイクリン依存性キナーゼ2またはサイクリン-サイクリン依存性キナーゼ4複合体に結合してその活性を阻害し、結果としてG1期の細胞周期進行の調節因子として機能する。この遺伝子の発現は、腫瘍抑制タンパク質p53により厳密に制御されており、様々なストレス刺激に反応してp53依存性の細胞周期G1期停止を介在する。この遺伝子は、DNAポリメラーゼ補助因子である増殖性細胞核抗原と相互作用し、S期のDNA複製およびDNA損傷修復において調節的な役割を果たす。また、CASP3様カスパーゼにより特異的に切断され、結果としてサイクリン依存性キナーゼ2の劇的な活性化によって、アポトーシスを誘導する。

シグナル伝達経路

がん種別変異頻度Tumor type

遺伝子変異

コピー数変化

遺伝子変異総量(Tumor Mutation Burden)の分布TMB

アミノ酸配列上の変異分布



  • 低悪性度
    神経膠腫
  • 多形膠芽腫
  • 髄膜腫
  • 頭頸部
    扁平上皮癌
  • 唾液腺癌
  • 食道扁平上皮癌
  • 胃腺癌
  • 小腸癌
  • 結腸腺癌
  • 直腸腺癌
  • 肝細胞癌
  • 胆管癌
  • 膵腺癌
  • 肺腺癌
  • 肺扁平上皮癌

  • 神経内分泌腫瘍
  • 胸膜中皮腫
  • 胸腺腫
  • 浸潤性乳管癌
  • 浸潤性小葉癌
  • 化生癌
  • 骨肉腫
  • 消化管間質腫瘍
  • 軟部肉腫
  • 子宮頸癌
  • 子宮類内膜腺癌
  • 上皮性卵巣癌
  • 淡明細胞型
    腎細胞癌
  • 悪性黒色腫
  • 有棘細胞癌

ドライバー変異リスト

参照配列上の
位置
(GRCh37/hg19)
参照配列の塩基 変異の塩基 変異が位置するエクソン番号 変異
(アミノ酸
変化)
変異
(CDS
変化)
COSMIC登録ID (v92) がん化との
関連度による
分類
変異が検出されたサンプル数
chr6:36651880 TGTCAGAACCGGCTGGGGATGTCC T 2 / 3 p.A5fs c.12_34delGGCTGGGGATGTCCGTCAGAACC   Tier2 1 / 26
chr6:36652020 C T 2 / 3 p.R48* c.142C>T COSV55187604 Tier2 2 / 26
chr6:36652275 G T 2 / 3 p.G133* c.397G>T   Tier2 1 / 26