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MAP3K13

基本情報

遺伝子名
mitogen-activated protein kinase kinase kinase 13
慣用名
LZK, MEKK13, MLK
遺伝子分類
がん遺伝子 / がん抑制遺伝子
遺伝子ID
転写産物ID
機能分類
腫瘍形成・増殖
シグナル伝達経路
MAPK
染色体上の位置 (GRCh37/hg19)
3q27.2 (chr3:185146370..185200244)
アミノ酸配列の長さ
966

遺伝子マップ

解説

MAP3K13 (LZK)は紫外線や電離放射線などの環境ストレスに応答し、アポトーシスの誘導に働くJNK経路の活性化に関与するセリン/スレオニンキナーゼである。環境ストレスにより活性化したMAP3K13はその下流の分子であるMAP2K7 (MKK7)をリン酸化することで、さらにその下流に位置するMAPK8 (JNK)の活性化を誘導する。MAP3K13では、Amplificationと機能喪失型変異の両面の変化が乳癌、肺癌および悪性黒色腫において認められることから、がん遺伝子 / がん抑制遺伝子両面の機能を有していると考えられている。また膠芽腫におけるMAP3K13の高発現はテモゾロミド耐性に関与することも知られている。

がん種別変異頻度Tumor type

遺伝子変異

コピー数変化

遺伝子変異総量(Tumor Mutation Burden)の分布TMB

アミノ酸配列上の変異分布



  • 低悪性度
    神経膠腫
  • 多形膠芽腫
  • 髄膜腫
  • 頭頸部
    扁平上皮癌
  • 唾液腺癌
  • 食道扁平上皮癌
  • 胃腺癌
  • 小腸癌
  • 結腸腺癌
  • 直腸腺癌
  • 肝細胞癌
  • 胆管癌
  • 膵腺癌
  • 肺腺癌
  • 肺扁平上皮癌

  • 神経内分泌腫瘍
  • 胸膜中皮腫
  • 胸腺腫
  • 浸潤性乳管癌
  • 浸潤性小葉癌
  • 化生癌
  • 骨肉腫
  • 消化管間質腫瘍
  • 軟部肉腫
  • 子宮頸癌
  • 子宮類内膜腺癌
  • 上皮性卵巣癌
  • 淡明細胞型
    腎細胞癌
  • 悪性黒色腫
  • 有棘細胞癌