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AURKA

基本情報

遺伝子名
aurora kinase A
慣用名
AIK, ARK1, AURA, BTAK, PPP1R47, STK15, STK6, STK7
遺伝子分類
がん遺伝子
遺伝子ID
転写産物ID
機能分類
細胞周期
シグナル伝達経路
Cell division
染色体上の位置 (GRCh37/hg19)
20q13.2 (chr20:54945214..54963253, complement)
アミノ酸配列の長さ
403

遺伝子マップ

解説

AURKAは、セリン/スレオニンキナーゼであり、細胞分裂における中心体の成熟および双極性のスピンドル形成において重要である。加えて、AURKAはβ-カテニンの分解複合体の構成分子であるGSK3βをリン酸化することで抑制し、βカテニン-TCF複合体の活性化を誘導する。その結果、その制御下にあるCCND1, MYC, CLDN1, FGF18およびVEGFなどのがん関連遺伝子の発現を亢進させる。また、AURKAは、MDM2の安定化によるp53の分解の促進およびBRCA1/2の発現抑制によるDNA損傷応答の抑制など、細胞分裂だけでなく発がんに関与するシグナル伝達経路への様々な作用が明らかになってきている。遺伝子増幅や過剰発現が、結腸直腸癌および乳癌をはじめとした様々な固形癌において報告されている。

がん種別変異頻度Tumor type

遺伝子変異

コピー数変化

遺伝子変異総量(Tumor Mutation Burden)の分布TMB

アミノ酸配列上の変異分布



  • 低悪性度
    神経膠腫
  • 多形膠芽腫
  • 髄膜腫
  • 頭頸部
    扁平上皮癌
  • 唾液腺癌
  • 食道扁平上皮癌
  • 胃腺癌
  • 小腸癌
  • 結腸腺癌
  • 直腸腺癌
  • 肝細胞癌
  • 胆管癌
  • 膵腺癌
  • 肺腺癌
  • 肺扁平上皮癌

  • 神経内分泌腫瘍
  • 胸膜中皮腫
  • 胸腺腫
  • 浸潤性乳管癌
  • 浸潤性小葉癌
  • 化生癌
  • 骨肉腫
  • 消化管間質腫瘍
  • 軟部肉腫
  • 子宮頸癌
  • 子宮類内膜腺癌
  • 上皮性卵巣癌
  • 淡明細胞型
    腎細胞癌
  • 悪性黒色腫
  • 有棘細胞癌