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CCNE1

基本情報

遺伝子名
cyclin E1
慣用名
CCNE, pCCNE1
遺伝子分類
がん遺伝子
遺伝子ID
転写産物ID
機能分類
細胞周期
シグナル伝達経路
Cell cycle
染色体上の位置 (GRCh37/hg19)
19q12 (chr19:30303463..30314684)
アミノ酸配列の長さ
410

遺伝子マップ

解説

CCNE1はサイクリンE1である。サイクリン依存性キナーゼ2 (CDK2)と複合体を形成しG1期からS期への移行に関与する。CCNE1の発現は、がん抑制遺伝子RBがサイクリンD-CDK4/6複合体によってリン酸化され、RBから転写因子E2Fが部分的に遊離することにより誘導される。さらにサイクリンE1-CDK2複合体もまたRBをリン酸化することで不活化させE2Fの遊離を進めることで、自らの発現を亢進すると共にサイクリンAをはじめとするS期関連遺伝子の転写を誘導する。SCFユビキチンリガーゼ複合体のF-boxタンパクであるFBXW7の標的タンパクであり、その量的調整を受けることが知られている。乳癌をはじめとする多くのがん種において、遺伝子増幅や過剰発現が報告されている。

シグナル伝達経路

がん種別変異頻度Tumor type

遺伝子変異

コピー数変化

遺伝子変異総量(Tumor Mutation Burden)の分布TMB

アミノ酸配列上の変異分布



  • 低悪性度
    神経膠腫
  • 多形膠芽腫
  • 髄膜腫
  • 頭頸部
    扁平上皮癌
  • 唾液腺癌
  • 食道扁平上皮癌
  • 胃腺癌
  • 小腸癌
  • 結腸腺癌
  • 直腸腺癌
  • 肝細胞癌
  • 胆管癌
  • 膵腺癌
  • 肺腺癌
  • 肺扁平上皮癌

  • 神経内分泌腫瘍
  • 胸膜中皮腫
  • 胸腺腫
  • 浸潤性乳管癌
  • 浸潤性小葉癌
  • 化生癌
  • 骨肉腫
  • 消化管間質腫瘍
  • 軟部肉腫
  • 子宮頸癌
  • 子宮類内膜腺癌
  • 上皮性卵巣癌
  • 淡明細胞型
    腎細胞癌
  • 悪性黒色腫
  • 有棘細胞癌