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DDR2

基本情報

遺伝子名
discoidin domain receptor tyrosine kinase 2
慣用名
MIG20a, NTRKR3, TKT, TYRO10, WRCN
遺伝子分類
がん遺伝子
遺伝子ID
転写産物ID
機能分類
腫瘍形成・増殖
シグナル伝達経路
RTK
染色体上の位置 (GRCh37/hg19)
1q23.3 (chr1:162688854..162750036)
アミノ酸配列の長さ
855

遺伝子マップ

解説

DDR2は、コラーゲン誘導性受容体チロシンキナーゼ(RTK)である。活性化により下流のMAPKおよびPI3Kシグナルを活性化することで、細胞の増殖、分化および遊走を亢進する。大腸癌、悪性黒色腫、乳癌において転移との関連が報告されている。低頻度であるが、肺扁平上皮癌において、ドライバーとなる体細胞変異の報告があり、ダサチニブが奏効することが報告されている。この遺伝子の生殖細胞系列変異は、短肢・手型脊椎骨端骨幹端異形成と関連している。

シグナル伝達経路

がん種別変異頻度Tumor type

遺伝子変異

コピー数変化

遺伝子変異総量(Tumor Mutation Burden)の分布TMB

アミノ酸配列上の変異分布



  • 低悪性度
    神経膠腫
  • 多形膠芽腫
  • 髄膜腫
  • 頭頸部
    扁平上皮癌
  • 唾液腺癌
  • 食道扁平上皮癌
  • 胃腺癌
  • 小腸癌
  • 結腸腺癌
  • 直腸腺癌
  • 肝細胞癌
  • 胆管癌
  • 膵腺癌
  • 肺腺癌
  • 肺扁平上皮癌

  • 神経内分泌腫瘍
  • 胸膜中皮腫
  • 胸腺腫
  • 浸潤性乳管癌
  • 浸潤性小葉癌
  • 化生癌
  • 骨肉腫
  • 消化管間質腫瘍
  • 軟部肉腫
  • 子宮頸癌
  • 子宮類内膜腺癌
  • 上皮性卵巣癌
  • 淡明細胞型
    腎細胞癌
  • 悪性黒色腫
  • 有棘細胞癌

ドライバー変異リスト

参照配列上の
位置
(GRCh37/hg19)
参照配列の塩基 変異の塩基 変異が位置するエクソン番号 変異
(アミノ酸
変化)
変異
(CDS
変化)
COSMIC登録ID (v92) がん化との
関連度による
分類
変異が検出されたサンプル数
chr1:162741822 G A 14 / 19 p.G505S c.1513G>A COSV63369379(SNP) Tier2 1 / 79