ENO1は、哺乳動物に見られる3つのエノラーゼアイソザイムのうちの1つであるαエノラーゼをコードする。各アイソザイムは2つのα、2つのγ、または2つのβサブユニットから成るホモ二量体であり、糖分解酵素として機能する。また、αエノラーゼは単量体型の水晶体構造タンパク質（τクリスタリン）として機能する。この遺伝子の選択的スプライシングにより、c-mycプロモーターに結合し腫瘍抑制因子として機能することが示されている短アイソフォームが生じる。また、αエノラーゼは、橋本脳症における自己抗原と関連している。