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H3-3A

基本情報

遺伝子名
H3.3 histone A
慣用名
H3-3B, H3.3A, H3F3, H3F3A
遺伝子分類
がん遺伝子
遺伝子ID
転写産物ID
機能分類
エピジェネティック制御
シグナル伝達経路
Epigenetic modification
染色体上の位置 (GRCh37/hg19)
1q42.12 (chr1:226252053..226259180)
アミノ酸配列の長さ
136

遺伝子マップ

解説

H3-3AはヒストンH3バリアントH3.3である。ヒストンは、4つのコアヒストン(H2A, H2B, H3, H4)があり、H2A-H2BおよびH3-H4のヘテロ二量体を形成する。H3-H4はさらに重合することで四量体化しDNAと結合する。そこにH2A-H2B二量体が上下から結合することでヌクレオソームが形成される。H3.3は他のヒストンH3バリアントとは異なり細胞周期を通して発現し、プロモーターやエンハンサーといった転写活性に関与する領域や、セントロメア周辺のヘテロクロマチン領域や、テロメア領域に集積する。体細胞遺伝子変異は、小児神経膠芽腫および小児びまん性神経膠腫で、軟骨芽腫および巨細胞腫において認められる。膠芽腫においては、IDH1変異との相互排他性が認められている。

がん種別変異頻度Tumor type

遺伝子変異

コピー数変化

遺伝子変異総量(Tumor Mutation Burden)の分布TMB

アミノ酸配列上の変異分布



  • 低悪性度
    神経膠腫
  • 多形膠芽腫
  • 髄膜腫
  • 頭頸部
    扁平上皮癌
  • 唾液腺癌
  • 食道扁平上皮癌
  • 胃腺癌
  • 小腸癌
  • 結腸腺癌
  • 直腸腺癌
  • 肝細胞癌
  • 胆管癌
  • 膵腺癌
  • 肺腺癌
  • 肺扁平上皮癌

  • 神経内分泌腫瘍
  • 胸膜中皮腫
  • 胸腺腫
  • 浸潤性乳管癌
  • 浸潤性小葉癌
  • 化生癌
  • 骨肉腫
  • 消化管間質腫瘍
  • 軟部肉腫
  • 子宮頸癌
  • 子宮類内膜腺癌
  • 上皮性卵巣癌
  • 淡明細胞型
    腎細胞癌
  • 悪性黒色腫
  • 有棘細胞癌