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MC1R

基本情報

遺伝子名
melanocortin 1 receptor
慣用名
CMM5, MSH-R, SHEP2
遺伝子分類
-
遺伝子ID
転写産物ID
機能分類
-
シグナル伝達経路
-
染色体上の位置 (GRCh37/hg19)
16q24.3 (chr16:89985667..89986620)
アミノ酸配列の長さ
317

遺伝子マップ

解説

MC1R遺伝子はメラニン細胞刺激ホルモン (MSH) の受容体タンパク質をコードする。この受容体は、7回膜貫通G蛋白質共役受容体構造をもち、メラニン産生を制御する。メラニンには赤色フェオメラニンと黒色ユーメラニンの2種類がある。MC1R遺伝子に機能喪失を生じる変異は、皮膚や髪の色を赤色系にするフェオメラニンの産生を増加させる。ユーメラニンは日焼を保護する作用をもつが、フェオメラニンは紫外線を浴びると、フリーラジカルを生成し、皮膚に障害を与える可能性を持つ。MSHがMC1Rに結合するとMC1Rが活性化し、ユーメラニン合成を刺激する。この受容体は光感受性の主要因子であり、黒色腫および非黒色腫皮膚がんの遺伝的危険因子である。皮膚および毛髪の色と相関する30以上の変異アレルが同定されており、正常なヒト色素の多様性に影響する。

がん種別変異頻度Tumor type

遺伝子変異

コピー数変化

遺伝子変異総量(Tumor Mutation Burden)の分布TMB

アミノ酸配列上の変異分布



  • 低悪性度
    神経膠腫
  • 多形膠芽腫
  • 髄膜腫
  • 頭頸部
    扁平上皮癌
  • 唾液腺癌
  • 食道扁平上皮癌
  • 胃腺癌
  • 小腸癌
  • 結腸腺癌
  • 直腸腺癌
  • 肝細胞癌
  • 胆管癌
  • 膵腺癌
  • 肺腺癌
  • 肺扁平上皮癌

  • 神経内分泌腫瘍
  • 胸膜中皮腫
  • 胸腺腫
  • 浸潤性乳管癌
  • 浸潤性小葉癌
  • 化生癌
  • 骨肉腫
  • 消化管間質腫瘍
  • 軟部肉腫
  • 子宮頸癌
  • 子宮類内膜腺癌
  • 上皮性卵巣癌
  • 淡明細胞型
    腎細胞癌
  • 悪性黒色腫
  • 有棘細胞癌