TPM3は、アクチン結合タンパク質のトロポミオシンファミリーで、アクチンフィラメントに安定性を与え、他のアクチン結合タンパク質のアクセスを調節するコイルドコイルタンパク質の二量体である。この遺伝子のバリアントは、常染色体優性ネマリンミオパチーおよび他の筋障害と関連している。この遺伝子座は、未分化リンパ腫受容体チロシンキナーゼ（ALK）および神経栄養性チロシンキナーゼ受容体1型（NTRK1）を含む他の遺伝子座との転座に関与し、それによりがん遺伝子として機能する融合タンパク質が形成される。